SLIDE C MIX ~3rd season

音楽と読書、仕事も恋も。

通過儀礼

読み終えました。

 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

買ったのはかなり前だけど、積んだまま読んでなかったの。

読み終えて「??????(´-ω-`*)」なんですけど…。

どういうこと??

 

 

前に読んだ「殺戮にいたる病」を読み終えたときと同じ感覚だわ。

出たわ、叙述トリックだわ。

夢の狭間 - SLIDE C MIX ~3rd season

 

最後の2行で「これは誰の物語だ…?」と今まで読み進めていた物語が音を立てて崩れた。

あーー、またまんまと騙されたw

伏線回収の2回目読まなきゃ。

 

 

 

「初めての恋愛をしたときには誰でも、この愛は絶対だって思い込む。絶対って言葉を使っちゃう。でも人間には--この世の中には、絶対なんてことはないんだよって、いつかわかるときがくる。」

 

 

作中でそんなセリフがあるんだけど、同意だわー。

 

私にも初めての恋愛がありました。

人生で初めて私のことを「好き」と言ってくれた人がいました。

 

今思えば、いろいろ性格も合わない部分も多々あったような気もする。

嫌われたくなくて、いろいろ飲み込んだ言葉もある。

 

途中で遠距離恋愛になってしまって、私は他に気になる人もできた。

 

私は、他に気になる人ができたなんて口が裂けても言えないし、どうにかこうにか気持ちを立て直してこの恋を守り通さなきゃいけないと思ってた。

 

きっと、この人とずっといる。

この人とずっと付き合っていかなきゃいけないと思ってた。

でも、自分の気持ちを閉じ込めたまま彼といられる?

 

でも、生まれて初めて自分のことを「好き」と言ってくれた彼に対して、不誠実なことはできない。

できるわけがない。

この恋は絶対に守り通さなきゃ、絶対に。

 

そんな思いを抱えたまま彼とは遠距離恋愛を続けた。

結局、彼の方から「他に好きな人ができた」と別れを切り出されたわけだけど。

自分のことは棚に上げてるけど、「好き」と言ってくれた人に「お前なんかもういらない」と言われたようで、そりゃあショックだったねー。

 

ほんと自分のことは棚に上げ上げw

実際、「私も他に好きな人ができた」なんて言ってないしね。

別れ話をしたとき彼は泣いていたし、私に対して罪悪感も感じていたんだろうけど。

 

今思えば、私が守りたかったのは、“彼との恋”ではなくて、“初めての恋”だったんだと思う。

 

 

人の心に絶対なんてものはない。

一度決めたことを貫き通せれば一番きれいかもしれないけれど、それで自分が辛いなら意見を変えたっていい。

過去の自分を否定してもいい。

そんなふうに壁にぶつかったり転んだり傷ついたりしながら大人になるんだと思う。

 

そのときは気付かなくても、他の道なんていくらでもある。

そんなことを教えてくれた私のイニシエーション ラブだったと思う。

 

ま、あれから10年近く経っても今ひとつ変われず大人になりきれない私だけど(´ー`)