SLIDE C MIX ~3rd season

音楽と読書、仕事も恋も。

黒い鎖

そんなわけで今日の一冊は、石田衣良 著「親指の恋人」(・∀・)

親指の恋人

親指の恋人

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「これから送るのは、親しい友達にも話していないことだ。暗くなるけど、いいかな?」
「わたしは……今、この瞬間全身でスミオの話をきいてるよ。全部、話して――」
六本木ヒルズに暮らす大学生の澄雄と、薄給のパン工場で働くジュリア。携帯の出会い系サイトで知り合ったふたりのメールが空を駆けていく。
20歳のふたりは、純粋な愛を育んだが、そこへ現実という障壁が冷酷に立ち塞がる。無防備すぎる恋は追いつめられ、やがてふたりは最後の瞬間に向かって走り出すことに。
格差社会に否応なく歪められる恋人たちを描いた、現代版「ロミオとジュリエット」。

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図書館で借りました。
図書館で本を借りるなんて何年ぶりだろう。とっくの昔に貸し出しカードはなくしていたから再発行してもらったw


破滅だったなぁ…(-∀-;)
実は、一番最初のページ=二人の死亡記事を読み飛ばしてしまっていたから結末は知らずに読んじゃったw


私は、最高級の贅沢な暮らしをしているわけじゃないけど、けっこうそれなりに欲しいものは買ってるし楽しいこともやってる。特別、何かに不自由してるなんてこともない。特に不幸な経験もしていないし、恵まれてるほうだと思う。
本当に辛いことも悲しいことも経験していない。
どんなことがあっても、生きていきたいと思っている。
もし自分が死にたいと思っても大好きな人には生きていてほしい。だから、死ぬくらいなら大好きな人と生きる道を選びたいと思う。
けど、もし、私じゃなくて相手が死にたいと言ったら? 一緒に死んで欲しいと言ったら?
そのとき私は、どうするんだろう?
一緒に生きようって説得するだろうなぁ。だって、一人では生きていきたくないもん。一人は、嫌だもん。


他人の辛さや悲しみは、他人である以上、共有できないし本当の意味では理解できない。相手とまったく同じ辛さや悲しみを経験することはできないから。
だから、そばにいてあげることしかできない。
大好きな人が幸せになれますようにって願うことしかできない。私といることが相手にとってプラスになればいいと思う。
もし、「おまえなんか要らない」なんて言われたら泣いちゃうんだろうなー(-∀-;) 私にとって、本当に辛くて悲しいことは、大好きな人を失うことだから。えぇ、死ぬほど怖いですよ。想像したくもないですよ。


どういうカタチであれ、必ずお別れしなきゃいけないときが来る。
仕事してると「主人が亡くなったので、解約の手続きをしたいのですが…」なんて電話を受けることがあるけど、私だったらあんなに落ち着いてられない。
ずっと泣いてそうだな…。


"幸せ"は"爆弾"になる可能性もあるってことですよねー。
何かを手にいれることで幸せになれるかもしれないけど、何かを手にいれるってことは、それを失う可能性が生まれるってことだ。
でもね、悲しい結末が待ってるとしても、それでも大好きな人と出会えて良かったと思う。自分が大好きになった人に「大好き」って言ってもらえたことは最高の幸せだと思う。


話が脱線したけど、小説なんだからハッピーエンドで終わらせて欲しかったなぁ、と思いつつ、これはこれで一つのハッピーエンドなのかなぁ…?とも思う。
何を幸せと思うかは、人それぞれですかねー…。