SLIDE C MIX ~3rd season

音楽と読書、仕事も恋も。

演劇

読書の秋ですね(・∀・)
そんなわけで今日の一冊は、

シャミッソー 作/池内 紀 訳
「影をなくした男」

影をなくした男 (岩波文庫)

影をなくした男 (岩波文庫)

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「影をゆずってはいただけませんか?」
謎の灰色服の男に乞われるままに、シュレミールは引き替えの"幸運の金袋"を受け取ったが…。
大金持ちにはなったものの、影がないばっかりに世間の冷たい仕打ちに苦しまねばならない青年の運命をメルヘンタッチで描く。

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そんなお話。
まぁ、人生で本当に大切なのはお金ではない、という教訓がテーマなんだろうね。

じゃあ、人生で本当に大切なものって何だろう?
人は、生まれながらに大切なものを持って生まれたように思えるし、大切なものを見つけるために生まれてきたようにも思える。

人はひとりで生きていくことはできない。
きっと、本当に大切なものは目に見えず触れることもできない。

わからないからこそ、わかりたいと願い"それ"を探し求める。
だから、大好きな人に「大好き」と伝えたくなるどうしようもなく素敵な感情に振り回される。自分の"それ"を信じることは、他人の"それ"を信じることだ。


このお話での影は、自分が実態である事の証明なんだろうね。
もし、なければ見えている姿に信憑性が無くなり、偽りの姿と見られ信用されず蔑まれるんだ。

そう考えると、一度、失った信頼を取り戻すのは簡単ではない、という教訓がテーマのお話のようにも思える。


……ちなみに、このお話はrenardが小学4年生のときに学芸会で演じたらしい。しかも主役(*^ー^*)
どういう脚本にしたかは謎だけど、小4が演じるには重い話だなぁw 後半の主人公は、けっこうコワレテたし。

個人的にこういう劇画調の文章は好きではナイ。